2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログの更新はお休みしてます。

春と修羅

たゞたしかに記録されたこれらのけしきは 記録されたそのとほりのこのけしきで それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで ある程度まではみんなに共通いたします (すべてがわたくしの中のみんなであるやうに みんなのおのおののなかのすべてですから) 宮澤…

単一表現

くるしいのである。仕事が、――純粋に運筆することの、その苦しさよりも、いや、運筆はかへつて私の楽しみでさへあるのだが、そのことではなく、私の世界観、芸術といふもの、あすの文学といふもの、謂はば、新しさといふもの、私はそれらに就いて、未だ愚図…

私の個人主義

私は始めて文学とはどんなものであるか、その概念を根本的に自力で作り上げるよりほかに、私を救う途はないのだと悟ったのです。 夏目漱石

家電のように

銀塩時代のカメラは故障してしまうと修理に出すのが当然でした。 デジカメ(特にコンデジ)が故障すると修理に出すよりも、掃除機や電子レンジなどのように新しく買い換える方が自然に思えます。その時点での機能が必要であって機材への愛着が銀塩の時に比べ…

たまには分かり易く

画をかく人々、字をかく人々に告ぐ。お金を払つて買つて下さるは、まことに難有いお方なり。併しながら大抵は、わからぬ奴なり。 齋藤緑雨

通院日

長く所謂素人たれ、黒人たる莫れ。技やよしあしの何は問はず、黒人は存外まづいものなり、下手なものなり、いやでも黒人となりて、其処に衣食するに及べば、已に早く一生の相場は定まれるものなり。之を素人より見るに、黒人ばかり物知らぬはなし、弁へぬは…