抽象

銀塩時代はモノクロばかりでした。三浦和人さんに暗室技術を一から教えて頂き、自己流で曖昧だったところを修正していただきました。それがなければ拙著の366枚を焼くことは難しかったと思います。
「重い」プリントを並べ比較し、生み出されてくるイメージを味わいながら試行錯誤していく。
写真を組むという行為はその繰り返しの上に成り立っているのだと思います。
モノクロの抽象性に対して、デジタルで何が出来るか。試しているのです。